皆様、こんにちは。
今回皆様にご紹介したいのが、南国・宮崎が誇る本格焼酎の数々です。 とりわけ、太陽と黒潮の恵みを一身に受ける地、日南市周辺の蔵元が生み出す焼酎に私自身が惚れ込み、一本一本こだわりを持って選び抜きました。
なぜ宮崎、そして日南の焼酎なのか
宮崎県は、言わずと知れた本格焼酎の聖地。その温暖な気候は、焼酎の主原料となるさつま芋(甘藷)などの栽培に非常に適しています。 中でも県南に位置する日南市は、「日本のひなた」とも称されるほどの日照時間に恵まれ、古くから焼酎文化が深く根付いている地域です。燦々と降り注ぐ太陽の光を浴びて育ったさつま芋と、清らかな水。そして、蔵人たちの焼酎造りへの情熱。この土地ならではの風土と人の想いが一体となり、他にはない個性豊かで、どこか大らかな味わいの焼酎を生み出しているのです。
個性豊かな味わいのバリエーション
当店の焼酎棚には、そんな日南の魅力が詰まった銘柄がずらりと並びます。 例えば、日本で初めて減圧蒸留100%で造られ、芋焼酎のイメージを覆すほどすっきりと飲みやすい『飫肥杉(おびすぎ)』。
また、昔ながらの常圧蒸留で、芋本来のふくよかな香りとまろやかな旨味をじっくりと楽しめる『松の露(まつのつゆ)』。 さらに、大甕(おおがめ)で仕込む伝統製法にこだわり、黒麹ならではの深いコクとキレを両立させた『かね京かんろ(かねきょうかんろ)』など、その個性は実に多彩です。
芋の品種、麹の種類、蒸留方法、そして蔵元の哲学。それぞれの違いを知り、飲み比べてみるのも焼酎の大きな楽しみの一つです。
おすすめの楽しみ方と料理との出会い
焼酎は、飲み方一つでがらりと表情を変えるお酒です。 日南市の焼酎は20度が多いので、素材の風味をダイレクトに感じる「ロック」がおすすめ!
香りが華やかに開く「お湯割り」、爽快な喉ごしの「ソーダ割り」。銘柄の個性に合わせて、またその日の気分に合わせて、様々な楽しみ方ができます。どの焼酎がどんな飲み方に合うか、迷われた際はどうぞお気軽に店主までお尋ねください。
そして、最高の肴は、やはり当店の看板メニューにある「手羽先の唐揚げ」です。宮崎焼酎の豊かな風味と見事に調和し、互いの魅力を引き立て合います。
焼酎を愛してやまない方はもちろん、これまであまり馴染みがなかったという方にも、この奥深い世界への扉を開くきっかけをご提供できれば幸いです。 今宵はぜひ、宮崎・日南の風土に想いを馳せながら、こだわりの一杯で特別な時間をお過ごしください。
皆様のお越しを、心よりお待ちしております。


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